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【ハイレベルコラム】第3回「続・ライトビジュアルノベルについて」担当:憲yuki

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こんにちは!
「あっぷりけ」&「暁WORKS」ディレクターの憲yukiです。

今回こそ作品の内容に関するコラムを書くぞー! と思っていたのですが、「ライトビジュアルノベル」に関するご質問もまたしても結構いただくので、今回も「ライトビジュアルノベル」について少しお話したいと思います。

作品コラムはまた次回で!

今回のコラムは第1回の「ライトビジュアルノベルについて」もあわせて読んでいただけますと幸いです。

今一番多くご意見いただいているのが「結局体験版だよね? 体験版なら体験版って言えよハゲ」というものです。

僕はハゲてないです。坊主なだけです。
メンタル豆腐の僕はすぐ泣いちゃうので、ハゲというのはやめてあげてください。

 

そんなわけで今回は「ライトビジュアルノベル」と「体験版」との違いについて書きたいと思います。

正直なところ別に「体験版」と思っていただいても良いのですが、作る側としては明確に意識して「体験版」と違う制作をしているので、「体験版」とは言わずに「ライトビジュアルノベル」という形にさせていただいています。

第1回のコラムで「ライトビジュアルノベル」は、
【完全無料】
【一般向け作品】
【作品プレイ時間が3時間程度(小説1冊分相当)】
この条件に該当するものが「ライトビジュアルノベル」になると書かせていただきました。

【完全無料】であるところは「体験版」と同じだと思いますが、ほか2つに関しては「体験版」では該当しない場合があります。

 

まず【一般向け作品】であるということ。
18禁製品の場合、仮に体験版自体にエロが含まれていないとしても、広告等も公開範囲が限定されてしまいますし、何かイベントをしたいと思った場合、そのイベントにエロ要素が一切ないとしても色々NGになることが多いのです。

【一般向け作品】としてリリースすることでそのIPの可能性を最大限に残しているのです。

またエロは最大の武器ですので、体験版で一部を見せたりすることもありますが、やはりエロ有りの18禁ゲームというのは有料でリリースしたいなと考えています。

あとこれはあまり理解されない完全に個人的な嗜好になりますが、エロを前提としないからこそ光るエロさっていうのもあると思うんですよね……。

 

続いて【作品プレイ時間が3時間程度】についてですが、これも結構重要だと思っています。

「体験版」は30分だったり、数時間のボリュームがあったり色々ですが、「ライトビジュアルノベル」は2~3時間のボリュームという点にこだわっています。

それはなぜか。

大よそでも終わる時間がわかっていると、時間の管理がしやすくなります。

たとえば自分の時間で1時間ぐらい何をしようかと考えたときに、録画してたアニメを2話分みようかなとか、3時間ぐらい空いてるときは映画を見みようかなとか考えたりすると思います。

ラノベも人にもよりますが2~3時間で読めますし、今自分がどの程度まで読み進めているかもわかりますので、自分の空いている時間次第で半分くらい読もうかなとか、そういうのが意識しやすいのです。
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最近は美少女ゲームやスマホゲームでも「シナリオを読む」系のゲームは今何パーセント程度読み進めているか、わかるようなシステムになっているものもあります。

でも美少女ゲームで、あとどれくらいで終わるか、というのを見せて良いのか、見えないほうが良いのかは判断が難しいところもあります。

基本的には多くの作品がどこで終わるかわかりません。自分の時間がどの程度取られるか、とても見えづらいのです。

2時間だけプレイしようかと思ったら話が面白くなってきて、やめられなくなったという経験をした方もいらっしゃると思います。
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そのような経験を重ねるとどうしても時間があるときにプレイしようと思うようになり、それが結果的にゲームを積みやすくしてしまうこともあります。

もちろんその大ボリュームなシナリオを一気に楽しめるというのが美少女ゲームの大きな魅力の一つでもあるのですが、欠点でもあるのです。

娯楽に溢れた今の時代では2~3時間で起承転結までちゃんと面白い美少女ゲームも作れる、というのは必要なことのようにも思います。
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「体験版」の場合は30分程度で雰囲気がわかるという形だったり、物語が盛り上がってきたところで終わったりしますので、時間がもったいないとどこかで感じて、体験版をやらなくなった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういう「体験版」が悪いという話ではなく、フルプライス作品での魅力を最大限に見せるためにそういった「体験版」の作り方も、もちろん大切です。

 

暁WORKSの『スイセイギンカ』では体験版を公開する予定です。

それでも「最近は体験版をやらなくなってきたけどライトビジュアルノベルはやってるよ」と一人でも言っていただけるように、従来の「体験版」との差別化を意識して作っているのが「ライトビジュアルノベル」です。

「ライトビジュアルノベル」には気軽にプレイしていただく、という目的がありますので、時間の管理がしやすいというのも一つ重要な要素になっているのです。

ちょっとした空いた時間でも気軽にプレイしやすくなることで、世の中に溢れる様々なコンテンツと共存していたけたらなと思っています。
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ユーザーの皆さまから見ると「体験版」と「ライトビジュアルノベル」は同じに見えるかもしれませんが、制作側はそういう意識してるのかーというのが、なんとなく伝わりましたら幸いです!

 

無料公開中のライトビジュアルノベルはこちら。
■あっぷりけ『月影のシミュラクル』本編無料公開
■暁WORKS『緋のない所に烟は立たない』本編無料公開

以前の記事はこちら。
■第1回「ライトビジュアルノベルについて」担当:憲yuki
■第2回「パッケージにこだわる10の理由」担当:憲yuki

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